男女平等、日本は118位(146ヶ国中)
世界経済フォーラム(WEF)が、2024年版の「ジェンダーギャップ報告書」を発表した。教育、健康、政治、経済の4分野での世界各国の男女平等の達成度を数値化したものだ。我国の順位は、なんとも嘆かわしい。
報告書は、政治や経済分野での努力不足を指摘する。政治では女性による国政参加、経済では男女間の賃金格差などが問題視されている。
教育の分野においても、男女平等に関わる評価は得られていない。日本には86の国立大学法人がある。女性が学長を務めるのは僅か5大学だ。国内にある公立の中学・高等学校の内、校長が女性の学校は全体の約10%。平等からは程遠い。
女性による教育分野への参画には、複数の分野の問題が同時に解決されていかなければならない。その一つは「働き改革の更なる推進」か。
教育の分野に、優秀な人材が集まらなくなると国は衰退していく。