教職員のための働き易い環境造りとは
教職志望の学生の減少に歯止めが掛らない。学校が、魅力ある職場には見えないためか。残念でならない。
教育現場こそ、一番優秀な学生に選択してもらいたい職場ではないか。
この国の将来は優秀かつ多彩な人材の育成にかかっている。そのためには、優秀な教員の確保が重要だ。
教育機関の経営者は、在籍する生徒のために何ができるかの議論に執着しがちである。
しかし教育にはなくてはならない優秀な教員の確保には、別の議論が必要である。
教育現場に魅力を感じない点として屡々指摘されるのは、長時間労働、その労働にそぐわない待遇などがあるが、もちろんそれだけでは無い。
依然としてアナログ的な事務作業の多さ、部活動の顧問役、行事・イベントの多さ、週末に集中する生徒募集関連業務などなど、手つかず改革が多く残されている学校が多い。教職員目線での更なる改革・改善が必要だ。
今、経営者のレーダーシップが試されている。教職員の働き改革なくしては、学校の存続は無いと言っても過言ではない。